お子さんが学校の自由研究として作ったり、人気のYoutuberが作っているの真似して作ったりなど、スライムを作ったことがあるという方は多いと思います。
しかし、遊び終わっていらなくなったスライムを捨てるとき、どのように捨てていいのか迷いますよね。
今回は、スライムの捨て方や注意点について詳しく解説していきたいと思います。
スライムを水に流すのは危険!その理由と対策とは
スライムを水に流すのが危険な理由
スライムは液体に似ているので、キッチンやトイレの排水溝に流して処分しようかな、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが実はスライムを水に流して処分するのはとっても危険なんです!
たとえ失敗して水っぽくなったスライムでも、絶対に水と一緒に流してはいけません。 スライムが排水溝や下水に詰まる可能性があるからです。
大量の水を流したとしても、スライムは粘性があるのでうまく流れていくとは限りません。 流したその時は詰まらなくても、パイプの中に残ってしまったスライムにゴミや髪の毛などが絡みついて大きな塊になり、それがやがて詰まりの原因となることがあります。
ですので絶対に流さないようにしましょう。
スライムを排水溝に流してしまった場合の対処法
万が一水に流して詰まってしまった場合は、排水溝に酢を入れるとつまりを解消できます。
ただし、ホウ砂と洗濯のりが原料のスライムの場合のみです。
ホウ砂は酸性で、酢はアルカリ性です。ホウ砂と酢が混ざると中和がおき、ホウ砂と洗濯のりの結びつきがなくなります。すると、スライムの粘性がなくなり、さらっとした液体になるので詰まりが解消されるのです。
スライムは何ゴミ?ホウ砂と片栗粉で作った場合の捨て方の違いは?
スライムはホウ砂で作った場合と、片栗粉で作った場合では捨て方が少し違ってきます。
ここではホウ砂と片栗粉で作ったスライムの処分方法を、それぞれまとめてみました。
ホウ砂で作ったスライムの捨て方
ホウ砂と洗濯のりで作ったスライムの捨て方ですが、洗濯のりにはプラスチックが入っています。
ですので、お住まいの地域の「プラスチックゴミ」の分別にしたがって捨てるのが正解です。
かならず捨てる前に、きちんと乾燥させてから捨てるようにしてください。
片栗粉で作ったスライムの捨て方
片栗粉と水で作ったスライムの捨て方は、生ゴミとして捨てて大丈夫です。
こちらのスライムは放置しておいても固まることはないので、遊び終わっていらなくなったらすぐに処分しても大丈夫です。
(番外編)ホウ砂や洗濯のりの処分法と活用法
スライムを作った後、どうしても余ってしまうのがホウ砂と洗濯のり。
それぞれの活用法と処分法についても解説します。
ホウ砂の処分方法
ホウ砂は浴槽の水に溶かして流して大丈夫です。
ホウ砂を流した後は、浴槽や排水口を丁寧に洗ってください。
ホウ砂の活用方法
ホウ砂は実は、色々な活用法があります。
- こげ落としとして フライパンやなべの焦げ付きに直接ふりかけ、擦り洗いをすると綺麗に焦げ付きをとることが出来ます。
- ホウ砂スプレーでトイレ掃除 水500mlにホウ砂大さじ1.5でホウ砂スプレーを作ると、トイレ洗剤になります。ホウ砂は消臭効果に優れるので、トイレに漂う嫌なにおいも消臭してくれます。
- カーペットのノミ・ダニ対策として カーペットにホウ砂を満遍なくふりかけ、1時間ほど放置したあと掃除機で吸い取ります。必ずホウ砂が残らないようにきっちりと吸い取るようにしてください。
重曹と似たような活用法が出来るホウ砂ですが、重曹とは違い口に入れると危険です。小さなお子さんやペットがいるご家庭は、くれぐれもホウ砂の取り扱いに注意してください。
洗濯のりの処分方法
洗濯のりはてんぷらの油の捨て方のように、ビニール袋や牛乳パックに新聞紙を重ねて入れて、中にしみこませて可燃ごみとして捨てましょう。
洗濯のりでスーパーボールを作ろう!
洗濯のりは洗濯時に使って洗濯物をパリッと仕上げるのが一般的な活用方法ですが、洗濯のりでスーパーボールを作るのも楽しいです。
材料も少なく簡単に出来るので、是非試してみてください。
材料
- 洗濯のり(PVA配合のもの)
- 食塩40g
- 水100cc
- 使い捨てプラスチックコップ2つ
- 絵の具(好きな色で大丈夫です)
- 割り箸
作り方
- 水100ccに食塩40gを混ぜ、食塩水を作ります。(食塩の量が多いため溶けづらいですが、根気強くかき混ぜてください)
- 別のコップに1cmほど洗濯のりを入れ、1で作った食塩水を加えます。
- 絵の具を加えて、割り箸でよくかき混ぜます。
- 混ぜていると液が白く変化していきます。割り箸に白い塊が絡み付いてきますので、塊を取り出します。
- 塊を割り箸から取り除き、手で丸く整えます。
- 水気を軽くふき取り、1日そのまま乾かして完成です。
まとめ
お子さんだけでも簡単に作れて、楽しく遊べるスライム。
楽しく遊んだ後は水に流すことなく、正しい方法で捨てましょうね。
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