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【Anker PowerCore10000】と「Redux」「Lite」「PD」の違いを解説

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モバイルバッテリーを探していて「Anker PowerCore10000」が良さそうだなと思っても、よく見るとたくさん種類があって「Redux」「Lite」「PD」などとの違いが分からなくて困ってしまいますよね。

いったいどれを買えば良いのでしょうか?

この記事ではそれぞれの違いを解説して、あなたにはどれが合っているのかを説明します。

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目次

【Anker PowerCore10000】と「Redux」「Lite」「PD」のスペックの違いを確認しよう

まずどれもPowerCore10000ですので、10000mAhという容量自体は変わりません。

大抵のスマホであれば約3回、iPad Proなどのタブレットであれば1回の充電ができるくらいの容量になります。普段使いには十分ですね。

それはこの4機種で同じなのですが、それ以外の部分に違いがあります。

重さや大きさ、そして低電流モードの有無や端子などです。とりあえず表で違いを確認してみましょう。

PowerCore 10000reduxLitePD
入力5V-2A【PD入力】 5V-3A, 9V-2A, 15V-1.2A
出力5V-2.4A【PD出力】 5V-3A, 9V-2A, 15V-1.2A 【PowerIQ 出力】 5V-2A 合計最大出力:28W
端子USB Type-A(出力) micro-USB(入力)USB Type-A(出力) micro-USB(入力) USB Type-C(入力)USB Type-A(出力) USB Type-C(入出力) TypeCからの出力がPD対応
PowerIQ対応
VoltageBoost対応
低電流モードなしあり
重量約180g約184g約211g約192g
大きさ約92 x 60 x 22mm約104×52×25mm?約144 x 72 x 14.5mm約114 x 52 x 25 mm

詳しい人はこの表を見ただけで判断できると思いますが、初めてAnker製品を買う人やモバイルバッテリー(モバブ)を購入する人には分かりにくい部分があると思います。

それをこの後一つ一つ解説していきますね。

【Anker PowerCore10000】と「Redux」「Lite」「PD」の大きさの違いをチェック!

実物大ではありませんが、比率は正しい図を作ってみました。上の画像は広い部分の大きさ、下の画像は机に置いた状態を横から見たもので厚みを示しています。

ざっくりと大きさが分かりますね。Reduxが一番小さく、Liteが一番大きいかと思います。逆にReduxとPDが一番分厚くて、Liteが一番薄くなっています。

持ち運びには大きさも重要なのでこの図で感覚合わせをしてみてください。

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【Anker PowerCore10000】と「Redux」「Lite」「PD」の機能の違いを解説

Anker PowerCore10000

2016年に発売されて依頼ずっと人気のモバイルバッテリーです。当時世界最小、最軽量クラスということで話題になりました。持ち運ぶためのモバイルバッテリーなので、最小最軽量というのはかなりのメリットですよね。

また大手のAnkerが作っているという点も重要です。

多くの安価なモバイルバッテリーはすぐに使えなくなったり、容量が表示より小さかったりと問題も多いのですが、Anker製品は安価でありながら安定しているので長く使いやすいという特徴があります。

また残容量を確認できるインジケーターがついているのも特徴です。4つのランプで残容量を示してくれるので、充電中も使用中も分かりやすくて助かります。

さらにPowerIQ(急速充電)やVoltageBoost(ケーブルによる抵抗を抑える)というAnker独自の技術も搭載されています。 インジケーターやPowerIQ、VoltageBoostの3つの機能はこれから紹介する「Redux」「Lite」「PD」にも使われているので、4つの機種でこれらによる差はありません。

このように非常に有用なモバイルバッテリーでしたが、後続機が出てきたことにより、現状ではそちらに分がある状況になっています。

Anker PowerCore10000 Redux

PowerCore10000の後継機として2019年1月31日に登場し、かなり話題になっています。

重さはほとんど変わりませんが、さらに小さくなり、持ち運びやすくなりました。

特に持ちやすさにこだわっており、持った時のフィット感は最高です。細長いのでポケットに入れて持ち運んでも気になりません。

基本的な機能はPowerCore10000とほぼ同じですが、低電流モードが搭載されている点が異なっています。 急速充電では大きな電流が流れますが、小型機器(ワイヤレスイヤホン)などは大きな電流ではなく小さな電流の方が安全に利用できます。

PowerCore10000ではそれに対応できなかったのですが、PowerCore10000 Reduxでは低電流モードがあるので、ワイヤレスイヤホンなども安全にフルスピードで充電できるようになりました。

使い方は簡単で、電源ボタンを2回押し、もしくは2秒押しで低電流モードになります。インジケーターランプの1つが緑色に変わるので、見た目でも低電流モードを判別できます。

PowerCore10000とPowerCore10000 Reduxは価格がほとんど変わりません。ですのでこの2つで選ぶのであれば、小型化に成功しており、低電流モードも搭載しているPowerCore10000 Reduxを選ぶ方が良いでしょう。

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PowerCore10000 Lite

4つの中では一番重く、一番大きいですが、薄さは最も薄いです。

スマホと重ねて持つような使い方をする場合には重宝するでしょうし、カバンに薄型のポケットがある場合にも良いでしょう。

PowerCore10000 Liteも低電流モードを備えています。

そしてここからが大きな違いですが、PowerCore10000 Liteには入力端子としてmicro-USBのほかに、USB-typeCも装備されています。 USB-typeCは今後標準になっていくUSBの規格で、上下左右が対称になっていて、どちらの向きでも刺さるように作られたデザインが採用されています。最新のスマホやMacbookなどではUSB-typeCを備えたものも増えてきていますね。

USB-typeCを使えば、パソコンからPowerCore10000 Liteを充電することも可能です(パソコンもUSB-typeC端子を備えている必要があります)。

比較的安価ですし、USB-typeC端子のあるパソコンを持っているならうまく使えると思いますが、重さや大きさの事を考えるとReduxに比べ少し利用幅は狭まるように思います。

USB-typeCによる入力はできますが、出力はできないので注意してくださいね。

PowerCore10000 PD

PowerCore10000 PDの大きさはPowerCore10000 Reduxに似ていますが、長さが1cmだけ長くなっています。また重さも8gほど重くなりました。

低電流モードなど基本的な機能は備えています。

PowerCore10000 PDは最大18WのUSB-typeCと最大10WのUSB-typeAの2つが装備されています。

USB-typeCの方はPowerCore10000 PD自体の充電と、スマホやタブレットなどの充電の両方に対応しています。1つの端子で入力と出力の両方に対応しているという事ですね。

ですので充電が完了したPowerCore10000 PDを使ってUSB-typeAとUSB-typeCの両方で同時に2台のデバイスを充電することが可能です。

またUSB-PD対応の急速充電器を使えば、PowerCore10000 PDの充電を3.5時間で完了させることができます。

USB PD対応のパソコンを持っていれば、PowerCore10000 PDでパソコンも充電できるので幅が広がりますね。

ただUSB PD対応のデバイスを持っていない人にとってはオーバースペックですので、その場合はPowerCore10000 Reduxあたりが良いかと思います。

PD対応のモバイルバッテリーでこの大きさと容量は非常に魅力ですので、PD対応のデバイスを沢山持っている人にはPowerCore10000 PDはあっているとおもいます。

PD対応って何のこと?

PDとはPower Deliveryの略なのですが、最大で100W(20V-5A)という大きな電力を供給できる規格の事です。

これに対応していれば急速充電が可能ですし、パソコンのような大きな電力を使うデバイスも充電できるようになります。

PDはUSB-typeA(従来のUSB)やmicro-USBには対応しておらず、対応しているのはUSB-typeCだけです。

ただUSB-typeCであればPD対応というわけではなく、以下の3つがPDに対応していなければいけません。 ・モバイルバッテリー ・スマホやタブレット、PCなどの充電する側のデバイス ・ケーブル

ガジェット好きの方は身の回りにPD対応のデバイスが多いかもしれませんが、普通の暮らしをしている人の周りには現時点ではPD対応のデバイスはそれほど多くはないでしょう。

今後はUSB-typeCが標準規格になるので、増えていくと思いますが、現状でPD対応のデバイスがない人にはPowerCore10000 Reduxが有力候補になるのではないかと思います。

まとめ

色々と規格や違いなどがあり分かりにくいAnker Power Core 10000の4機種の違いを解説してみました。

購入時の参考になれば幸いです。

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